初音ミク V6をもっと“聴かせる”歌声へ WAVESで差がつくボカロ制作ガイド

初音ミク V6をもっと“聴かせる”歌声へ
WAVESで差がつくボカロ制作ガイド

ボカロ制作において、ボーカルの仕上がりは楽曲の完成度を大きく左右します。本記事では、待望の新作『初音ミク V6』を題材に、WAVESのボーカル処理プラグインを活用しながら“もっと聴かせる歌声”へ仕上げるポイントを解説していきます。

 

 

待望の『初音ミク V6』発売!

シリーズ最新作となる『初音ミク V6』がついに発売されました。

この日を首をながーくして待っていた方も多いのでは?

 

本製品では「VOCALOID:AI」に対応。VOCALOID6 Editorでノートを打ち込むだけで、表情豊かな歌声を自動生成できるようになりました。

特有のキュートな歌声はもちろん、「MIKU Dark」や「MIKU Boyish」などのボーカルスタイルプリセットも追加されています。

これから、多くのボカロPがさまざまな音楽ジャンルで『初音ミク V6』を活用した楽曲を生み出していくことは間違いないでしょう。

 

▲『初音ミクV6』についての詳細は上記バナーをクリック!

  • SONICWIRE特設ページにリンクしています。
  • 『初音ミク V6』は、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社(Crypton Future Media, Inc.)の製品です。
  • 「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標です。

 

 

 

ボーカルを“聴かせる歌声”に仕上げるために必要な処理とは?

『初音ミク V6』によって、より自然で表情豊かな歌声が手に入るようになりました。

 

でもでもでも!

 

「もうちょっとパワーを持たせたいなあ」
「もう少しだけクリアな歌声にしたいなあ」

 

そんな風に感じたことはありませんか?

 

その“あと一歩”を支えてくれるのが、WAVESの日本限定バンドルArtemis(アルテミス)です!

 

WAVES Smart Vocal Collection: Artemis

 

Artemisは、日本のヒットチャートを彩る“ボーカル神器”とも呼べる12製品を厳選して収録したWAVESの日本限定ボーカル処理バンドル。難しい設定を行わなくても、ワンタッチでボーカルの質感を整えられるのが大きな特徴です。ボーカルミックスの作業は大幅に時短でき、仕上がりのクオリティも一段引き上げることができます。収録されているのは、プロの現場でも定番となっているボーカル処理プラグインばかり。一般的なボーカルミックスはもちろん、特にボカロ調声との相性を考えて厳選された構成になっています。

 

Artemis 収録内容

  • Greg Wells VoiceCentric(※)
  • Silk Vocal(※)
  • JJP Vocals
  • CLA Vocals
  • Smack Attack
  • IDX Intelligent Dynamics(※)
  • F6 Floating-Band Dynamic EQ
  • Sibilance(※)
  • CLA-3A Compressor / Limiter
  • Curves AQ(※)
  • Manny Marroquin Reverb(※)
  • Waves Tune Real-Time

※ ─ Horizon未収録

 

特筆すべき点は、Wavesの人気バンドル「Horizon」には含まれていない、最新のAIプラグイン群(IDX、Curves AQ、Silk Vocalなど)が収録されている点です。通常、これらの最新ツールを揃えるには上位バンドルMercuryが必要になりますが、Artemisなら、より手軽にボーカル処理環境を整えることができます!

 

 

Artemisで“歌声はここまで変わる”

Artemisに収録されている主要プラグインを『初音ミク V6』のボーカルに適用しながら、歌声がどのように変化していくのかを動画で確認してみましょう。

 

 

  • Greg Wells VoiceCentric

EQ・コンプ・リバーブなど複数の処理をまとめてコントロールできる、オールインワン型のボーカルプラグイン。『初音ミク V6』のキャラクター性を保ったまま、歌声にツヤやまとまりを加え、より前に出てくるボーカルへと仕上げることができます。プリセットを選び、大きなノブを調整するだけで、複雑なミックス処理を直感的にコントロールできるため、最初の“音作りの土台”として特におすすめのプラグインです。

 

  • IDX Intelligent Dynamics

不要なエネルギーを自動で抑えながら、ボーカルの存在感を引き出すダイナミクス・プラグイン。プリセットを選び、メインノブを調整するだけで、歌声が他の楽器に埋もれにくくなり、聞き取りやすいバランスを整えることができます。ミックスの“下地作り”として、最初に導入したいプラグインのひとつです。

 

  • Sibilance

 

「さ・し・す・せ・そ」といった歯擦音を自然に抑え、耳に刺さりやすい成分をコントロールするディエッサー。プリセットを選ぶだけでも効果を得やすく、『初音ミク V6』のような女性ボイスにも最適です。処理後は、「さ」行の発音がより優しくなり、滑らかで聞きやすい歌声に仕上がります。

 

  • Curves AQ

AIがボーカルを分析し、最適なEQカーブを自動生成してくれるインテリジェントEQ。「Learn」機能を使って音を解析すると、5つのEQパターンが提示され、その中から好みのサウンドを選ぶだけで効率的に音質を整えることができます。EQ操作に慣れていない方でも、直感的にボーカルの抜け感や明瞭さを調整できるのが特長です。

 


 

いかがでしたか?AIやインテリジェントな機能を活用したプラグインが土台を整え、その上で人が音の質感や存在感を仕上げていく。こうした制作スタイルは、これからのボカロ制作における新しいスタンダードになっていくのかもしれません。