少人数でコンパクトに持ち運び、すぐにセットアップ。そして最高の音をライブ会場へ。
eMotion LV1 Classicは中小規模PA現場にとって、価格を補って余りあるメリットを提供する最新ライブコンソールです。
中小規模のライブやイベント現場は少人数で運搬からオペレーションまで行う必要があります。
そのため様々な制限をクリアし、ベストなサウンドを模索しなくてはなりません。
しかし少人数でのオペレーションとなると、どうしても悩ましい部分が出てきてしまいます。
例えば、
そういった中小規模PA現場での悩みを解決するのが、Waves Live「eMotion LV1 Classic」です。
eMotion LV1 Classicは音や柔軟性を妥協することなく、高い可搬性で少人数でのPAオペレーションを可能にします。
eMotion LV1 Classic最大の特徴は、可搬性が高く即座にセッティングが行える手軽さです。
本体は横幅約40cm・高さ約56cm・奥行き56cmとコンパクトな設計。
重量も約17kg(SKBフライトケース収納時もわずか31kg)で、車載も運搬も少人数で行えます。保管時もスペースをとりません。
eMotion LV1 Classicのみであればケース1個、その他拡張DSPなどを加えても1〜2個のケースで運搬可能。
本体にDSP・I/O・コントロールが備わっているため、そのまま電源を入れればすぐに使用できます。
運搬やセッティングの手間を大きく削減できる点は、中小規模PA現場では大きなメリットとなるはずです。
eMotion LV1 Classicは、16基のWaves製シグネーチャープリアンプを搭載しています。
フルディスクリート・アナログ回路を搭載したオリジナルのプリアンプにより、原音を損なうことなくピュアなサウンドを実現。
ミックスエンジンは32ビット浮動となっており、高いヘッドルームを確保しています。
さらに、プリアンプ入力部はハーモニック・エンハンスメント機能によって2つのキャラクターを選択可能。
ピュアなサウンドと倍音を付加したサウンドを使い分けることができます。
ハーモニック・エンハンスメント機能を使用してチャンネルに倍音を付加すれば、より目立たせたいパートの音量を上げることなく箔のあるサウンドに仕上げられます。
eMotion LV1 ClassicはライブPA向けに最適化されたWavesプラグインが使用可能。最大64ch / 44Busに8個のプラグインをインサートすることができます。
H-DelayやRenaissance Bassなどレコーディングミキシングでは定番のWavesプラグインが使えることで、サウンドの幅が広がりますね。
また、eMotion LV1 Classicは、SoundGridというWavesの独自企画で通信しており、理論値最速0.8msec(実測1msec)の超低レイテンシーで音声処理を実現しています。
eMotion LV1 Classicに標準搭載されているプラグインも0レイテンシーのもののみが搭載されているため、遅延に気を取られることなくオペレーションに集中することができます。
マキシマイザーなど先読みが必要な一部のプラグインでは、DSP処理にレイテンシーが発生する場合があります。そのため、使用プラグインの選択や扱いには慣れが必要です。
しかし、0レイテンシーの標準搭載プラグインを使用すれば、意図せぬ遅延の発生を防ぐことが可能。eMotion LV1 Classicを初めて扱う場合でも安心して作業に臨めます。
デフォルトプラグインにはリバーブやマルチバンドコンプレッサー、アナログサチュレーションが含まれているため、ライブミックスの痒いところにも手が届きます。
ライブPAの現場でまず第一に求められるのは「事故のなさ」です。
しかし、1人で運搬からセッティング、オペレーションまで行うような現場では、一つ一つの作業が負担となってしまいます。
そういった中では少しでもコンソールの操作をわかりやすくし、小さな作業は簡単に済ませたいところです。
eMotion LV1 Classicは少しでもオペレーションが楽になるよう、あらかじめプラグインやパラメーターのプリセットを保存したり、無償のセッションエディターを使用してバーチャル環境で事前に仕込み作業を行うことが可能です。
現場入りしてから全ての設定を準備するのではなく、あらかじめ土台を作っておくことで当日の準備をスムーズに済ませることができます。
そして、普段からよく使用するセッティングを保存しておけば、当日は見慣れたプリセットをスタート地点としてミックスを始められます。
また、チャンネルUIは自由に色分けすることができるため、トラックが見つけづらい・誤ったトラックを操作してしまうといったミスを防ぐことができます。
他にも、画面輝度を本体背面のノブで即座に変更できるなど、ユーザーに負担をかけないための細かい工夫が施されています。
デフォルトのプラグインや機能をアップグレードしたい場合は、追加購入することでプラグインや機能を拡張できます。
例えばWavesのIDX Intelligent Dynamicsをコンプレッサーとして追加したい場合は、製品を購入し「本体へのシリアル認証」または「USBでの認証」を行うことでeMotion LV1 Classicで使用できるようになります。
Waves Live対応製品であれば、柔軟にWavesプラグインを追加できるため、用途に合わせたお好みのプラグインをご使用ください。
またDugan Automixerやバイノーラルモニタリングなど、機能的なアップグレードも追加購入が可能です。
eMotion LV1 Classicであれば1段上のライブミックスを見据えることができます。
eMotion LV1 ClassicとeMotion LV1は基本的に同様の機能を持っています。
eMotion LV1 ClassicはDSP・I/O・コントロールなどが一体型となっている一方、eMotion LV1は用途に合わせたスペックを柔軟にカスタムできる点が特徴です。
例えば「機材量を極力抑えたい」という場合、eMotion LV1であれば最小構成を1Uに納めることができます。
用途とカスタムの必要性に応じて製品をご検討ください。
eMotion LV1 Classicは先述の通り、DSP・I/O・コントロールなどが一体型となっているもののため機能は大きく変わりません。
ただしeMotion LV1やSuperRackをお持ちの場合は、eMotion LV1 Classicの拡張用のServerやI/Oとしてご活用いただけます。
また、eMotion LV1 ClassicとeMotion LV1を活用しFOHとモニターコンソールに分けて使用することも可能です。
eMotion LV1 ClassicはSoundGrid Extreme Server-C相当のDSPを内蔵しています。
また、Wavesのネットワーク・オーディオ規格SoundGridで接続することで、DSPを最大4台(冗長用を含めると最大8台)まで拡張可能です。