~歌声合成ソフトと相性抜群のDTMプラグインを一挙紹介~
ボカロPが使用しているソフトといえば、VOCALOIDをはじめとする歌声合成ソフト。
ひとくちにボカロ楽曲といってもルーツは様々。
POP、Rock、Hip-Hop、バラード、クラシックなど、楽曲を制作するプロデューサーの源流によって異なる
多種多様な音楽を楽しめるのも魅力の一つです。
現在ではボカロ楽曲はライブラリーごとに存在するキャラクターの個性も相まって、
非常に高い人気を誇る、「ボカロ」という独立した音楽制作ジャンルとなっています。
この記事ではボカロ楽曲を制作した後、より歌声を綺麗に響かせる便利なMIXプラグインを、
ヤマハ株式会社のVOCALOID音声と共にご紹介いたします。
ぜひ、今後発表する楽曲にお役立てください!
ボーカルの存在感を際立たせるためには、コンプレッサーやEQ、リバーブなど様々なエフェクトを使用する必要があります。
それぞれの機能や効果を覚えるのには、時間がかかってしまいますよね。
しかし、MIオンラインストア取扱製品の中には
簡単な操作で、コンプレッサーやEQなどのエフェクトを直感的に設定できるプラグインがあります。
手軽にクリアーなボーカルMIXができるプラグインです。
◼︎簡単な使い方
• JJP Vocalsをボーカルトラックにインサートします。
• ボーカリストの声部に合わせてボーカルタイプ(MALE,MALE2,FEMALE)を選択します。
• SENSノブのLEDが黄色になるまでノブを調整します。
• SENSノブの下にあるメインセクションの各種コントロールを調整して、音を整えます。
• センターセクションの白いフェーダーを使って、音色を調整します。
最初は難しく考えず、多数あるプリセットから気に入った音に変化するものを選択するだけで、ぐっと印象が変わります!
実際に原音のVOCALOID『VY1』の音声と、JJP Vocalsを使った『VY1』の音声を比べてみました。
前半が原音、後半がエフェクトを使用した後の音です。
明瞭で大きな音に変化したことがわかると思います。
iZotopeのフラグシッププラグイン「Nectar」は、ボーカルMIX専用のプラグインです。
機械学習技術を使用する、Vocal Assistant機能を使えば誰でも簡単にボーカルの音量やトーンの調節などが行えます。
また、こちらのプラグインもプリセットが多数収録されているので、最初にイメージに近いものを選び、後から調整をかけることも可能です。
こちらも歌声合成ソフトを使用して試聴音源を制作しましたので、Nectar 4が調整したものをお聴きください。
英語では「sh」や「z」、日本語では「さ」行の発音の際、歯擦音という「スーッ」という歯の隙間から空気を鳴らすような
独特の子音ノイズがあります。
また、「ぱ」行には破裂音、ポップノイズと呼ばれる、唇を弾くようなノイズが発生することもあります。
VOCALOIDなどの歌声合成ソフトでは、特にこの歯擦音が強調されているライブラリが多々存在し、
時には耳に刺さるような痛い音になってしまうこともあります。
特に歯擦音のノイズを低減するプラグインを「ディエッサー」と呼び、
最近では歯擦音そのものを指す「シビランス」という項目でノイズをコントロールをするプラグインなどが存在します。
現在、iZotopeの最新作として注目を集めているのがこちらのVelvet。
Nectarと同じく、AIを搭載したプラグインです。
Velvetでは赤い枠の「Sibilance」の数値を変えることで、歯擦音ノイズをコントロールできます。
また、右の縦枠の項目である「De-Click」は、「か」行で立ちすぎてしまった子音を弱めたり
同じく「ぱ」行の発音で入ってしまった破裂音を整えることができます。
簡単な操作で、美しい音源を制作できるのが大きな強みです。
こちらはWavesから発売されているディエッサー、その名も【Sibilance】。
ノイズを除去する量を「RANGE」で設定し、どの程度の音量からをノイズと判断するかを「THRESHOLD」で設定します。
動作が軽く、お手軽にボーカルの処理ができる人気製品です。
例えばカラオケのエコーのような演出を狙いたい時に使用するのが、リバーブやディレイといった空間系のエフェクトです。
音を響かせて、空間の大きさを表現する場合はリバーブを。
音を反芻させて距離を表現する場合はディレイを使用すると、イメージ通りの効果が得られます。
なんと調節できるのは1つのノブのみという、大胆なリバーブプラグイン。
このノブでリバーブ量を調節することができます。
10段階あるので、好みの数値で使ってみましょう。
Nectarと同じく、機械学習を使用してエフェクト量を調節するプラグイン。
Reverb Assistant機能を使えば、簡単に初期設定が行えます!
やまびこの様な反響を作るのであれば、ディレイを使用します。
反響音のタイミングをずらして効果を調整したり、テンポに合わせて反芻する音の数を増やしたりすることで
距離感の演出を作り出せます。
最後に、マスタリング・プラグインをご紹介します。
マスタリング・プラグインは、出来上がった楽曲の音圧を上げたり、楽曲全体の周波数帯を整えることができるプラグインです。
マスタリングといえばこちらを思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。
Ozone 11はiZotopeが「究極」を集結させたマスタリング・プラグインです。
AIアシスタント機能が、楽曲を市販で流通されているCDのような音へと導き、
誰でも簡単にバランスの良い、明瞭で大きな音が鳴るMIXへと変身させます。
全エディション共通の「Vocal Balance」機能を使えば、
「もう少し声が聴こえてほしいな」という希望にそった音量バランスに仕上げることができるので、
歌もの楽曲を作るボカロPの皆様に重宝するプラグインであること間違いなし。
こちらはiZotopeがyoutubeにアップロードしている動画でわかりやすく実演されています。
『VY1』を使用した音源もご用意しました。
ボーカルがくっきりと浮き出てきます。
ボカロはDTMerの創造力をかき立てるアイテムであり、大事なパートナー。
プラグインを使用して、楽曲をより素敵にしていきましょう!
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※「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標です。
VOCALOID公式サイト https://www.vocaloid.com/